Daisukemochi’s diary

救急科専門医筆記試験突破を目指す医師のブログです

H25-41c 【運動麻痺】MMT

MMT: Manual Muscle Testing (徒手筋力テスト)です

 

ポイント:

・6段階に分けられていて、最低は0点、最高は5点

   (自分は間違えて1点から始めて6点までと覚えていたので注意)

・3点以上で重力に抵抗できる!

 

MMT詳細:

5 強い抵抗を加えても動かせる(ちなみに強い抵抗というのはマシントレーニングらしい)

4 ある程度の抵抗加えても動かせる

3 抵抗を加えなければ動かせる

  --(これ以上は重力に抵抗できる)-

2 重力がなければ動かせる!

1 筋収縮はあるんだが、関節までは動かせない

0 全く動かない

H25-41 【運動麻痺】NIH Stroke scale (NIHSS)

項目多くて覚えられないやつだ(泣)

でもrt-PA 静注療法がらみで使われるので頑張ろう

ちなみにNIHSS 5〜24にrt-PA すると転機が良いらしい

 

自分なりの覚え方

・点数の0は症状軽い方、数字が大きくなるほど症状ひどい

・意識に関する項目は3つもある(1a意識水準,1b見当識的なやつ,1c離握手)

・項目2,3は目に関すること(3注視、4視野)

・項目4,5は麻痺の程度を見る(4顔面、5上肢、6下肢)※「非」麻痺側から評価

・項目7は運動失調

・項目9,10は言葉に関すること(9失語、10構音障害)

・項目11は消去現象&注意障害について

 

消去現象って?

 →片側に与えられた感覚刺激は左右いずれも知覚できるど、

  両側同時刺激だと片側しか検出できない症状  だそうな。。

 

H26-33b 【運動麻痺】Horner 症候群

Horner症候群、

よく試験に出ます。

 

覚えるべきは4つ!

①眼瞼下垂

 

②眼裂狭小化

 (これって①とどう違うのか?という感じですが、下眼瞼も上に上がって狭くなるらしい)

 

③縮瞳

 

④顔面の発汗低下

 

原因は交感神経系の障害。

 

Hornerを来たす疾患は様々で、Wallenberg症候群,Pancoast症候群、内頸動脈瘤など

H26-33e 【運動麻痺】カーテン兆候

カーテン兆候

 

名前が特徴的なためか、よく試験に出るイメージです。

 

「舌咽神経(Ⅸ)」

「迷走神経(X)」

の障害

 

で起こります。

 

口を開けて「アー」と言ってもらうと、

 

軟口蓋が健側のみ挙上する→咽頭後壁は引っ張られてナナメ上方に動く

(カーテンを開けたみたいな動き!)

これが名前の由来ですね。