Daisukemochi’s diary

救急科専門医筆記試験突破を目指す医師のブログです

R2-2 【頭痛】項部硬直、Kernig徴候、Lasegue 徴候、Brudzinski 徴候、Jolt accentuation 徴候

普段の診療でもよく頭痛の患者さんにはこれらをテストします

髄膜刺激徴候を確認する診察所見の用語の整理です

 

・項部硬直:

 仰臥位になった患者さんの頭を他動的に上げると手に抵抗を感じる

・Kernig徴候:

 仰臥位になった患者さんの足を多動的に持ち上げると、両側とも135°以上伸展できない

・Brudzinski徴候:

 仰臥位になった患者さんの頭を多動的に持ち上げると、反射的に股関節と膝関節が屈曲する

・neck flexion test :

    直立状態の患者さんが自分で頭部を前屈→抵抗や疼痛を感じ、下顎が胸壁につかない

・Jolt accentuation徴候:

 頭部を水平に振ると頭痛が増強

 

ちなみに、選択肢に紛れていたラセーグ徴候は、腰椎疾患の検査(整形外科領域)で使うものです

・Lasegue徴候:仰臥位になった患者さんの膝を伸ばしたまま、まっすく上にあげていく。坐骨神経に異常があると痛くて30°以上上がらない